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発注のたびに「何を優先して切らさないべきか」「どれが余りやすいのか」が曖昧だと、忙しいほど判断が感情に寄ってしまいますよね。
欠品が怖くて多めに仕入れたのに、棚の奥で動かない在庫が増えると、月末の棚卸で胸がざわつきます。
私たちは日々、飲食店様へ納品しながら棚を一緒に見てきましたが、在庫が安定しているお店ほど“全部を頑張らない仕組み”を持っています。ここでは、その代表がABC分析です。
ABC分析の要約とポイント解説|優先順位が決まると発注がラクになります
ABC分析とは、売上や粗利、在庫金額などの指標で商品をA・B・Cに分類し、管理の優先順位を決める方法です。
Aは「最重要で切らすと痛い」、Bは「安定して回す」、Cは「見直し対象」と整理します。
ポイントは、分析を細かくしすぎないことです。最初は品目をざっくり3つに分けるだけで十分で、Aにだけ時間を使い、Cは「減らす・変える・仕入れ方を変える」のいずれかに寄せると、在庫と発注の迷いが減ります。
結果として、欠品と在庫ロスの両方が落ち着き、現場の負担も軽くなります。
飲食店のABC分析のやり方|お酒の仕入れと在庫管理を失敗しない実務
まずは「Aだけ厳しく、Cは見直す」で十分です
ABC分析の目的は、管理の手間を増やすことではなく、限られた時間を“効くところ”に集中することです。
私たちが訪問先で一緒に棚を見るときも、最初から全商品は扱いません。まずは、よく動く定番と、お店の看板だけに絞ると成功率が上がります。
ステップ1:指標は1つに絞ります(迷いを増やさないためです)
おすすめは次のどちらかです。最初はどちらか1つで大丈夫です。
- 売上で分ける(とにかく動くものを守る)
- 粗利で分ける(利益を残す軸を守る)
「全部を完璧に」は続きません。まずは続く形が正解です。
ステップ2:A・B・Cの目安を“ざっくり”決めます
ここでは一般的に運用しやすい形として、次の目安が使いやすいです。
- A:上位の主力(数は少ないが影響が大きい)
- B:中間(切らさず回す)
- C:下位(余りやすい、役割が曖昧、見直し候補)
私たちの現場感では、Aは「乾杯の軸」「看板メニューに合う定番ボトル」「週末に一気に動く主力」が入りやすいです。ここを切らすと、売上だけでなく空気が乱れます。
ステップ3:A・B・Cで“やること”を固定します
分類したら、次の3つに行動を固定するとブレません。
- A:切らさないための最低ラインを決めます(発注の基準を作ります)
- B:発注日を固定して淡々と回します
- C:減らす/変える/仕入れ方を見直す、のどれかに寄せます
在庫が偏っていると感じるときは、発注のクセや客層のズレが原因になることが多いです。現状の切り分けをしたい方は、ここから整理できます。

ステップ4:お酒の棚に落とし込むコツ(酒屋として一番効くところです)
ABC分析は、紙の上で終わらせないのが大事です。うちの会社がよくやるのは「Aの商品を手前に寄せる」ことです。
見える在庫は判断が早くなり、見えない在庫は眠ります。Aが手前にあるだけで、欠品の前に気づけるようになります。
ドリンクの発注量や最小発注の考え方も合わせて整えると、ABC分析が一気に現場で回りやすくなります。

なぜ私たちがこの方法を推すのか(会社としての一次情報です)
私たちは1961年の開業以来、酒類・食品を幅広く扱い、東京都・埼玉県・神奈川県(一部地域を除く)へ自社便配送しながら、業務店様の棚と発注の悩みに向き合ってきました。
経験上、在庫で苦しくなる原因は「商品知識の不足」より「優先順位が曖昧なまま忙しさに流されること」です。ABC分析は、現場の迷いを減らし、判断を速くするための土台になります。細かいツールより先に、まず分類です。
発注そのものを時短しながら続けたい場合は、ここから整えるのもおすすめです。

亀屋矢崎商店にご相談ください|ABC分析を“店に合う形”に落とし込みます
ABC分析は、やり方より「店に合う線引き」が難しいところです。
どれをAに置くべきか、Cを減らしても売場が寂しくならないか、季節で入れ替えるならどこまで許容するか。こうした悩みは、棚を見ながら一緒に決めるのがいちばん早いです。
私たちは商品を納めるだけでなく、メニューや売れ方まで踏まえて、発注が回る形に整えます。
ABC分析を今日から使える形にしたいときは、気軽にご相談ください。

